こんにちは!ゆず胡椒研究家のあおさんです。
podcastで配信中の「ゆずと酒ラジオ」。
記念すべき、12回目の配信です。
皆さまが気になるところを、私なりの見方でお話ししています。
一部文字起こしをしていますが、ぜひ聴いていただけると嬉しいです。
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先日、サッカーJリーグJ1プレーオフ準決勝の東京ヴェルディとジェフユナイテッド千葉の試合を観に行ったんですよ。
以前、好きな選手が東京ヴェルディに移籍したのをきっかけに応援していた時期があったんですけど、所詮は個サポですよ。
いなくなってからは愛着が持てずに、元々応援していた名古屋グランパスのみを応援するようになりました。
今回はどちらの応援というわけではなく、以前名古屋グランパスに所属していた選手を観に行ったんです。
東京ヴェルディには宮原選手、ジェフユナイテッド千葉には田口選手がいて、どちらも功労者なんです。
結果は東京ヴェルディが勝って決勝に進んだんですど、2人の応援に力が入ってしまいまして、終わってからは結構疲れてましたね。
ごはんを作る元気はなかったので、外ですますことにしたんです。
というか、サッカーを観に行った後にごはんを作れる方を、本気で尊敬します。
私は観終わった後は疲れていたり、余韻に浸っていたりで、マジで無理ですもん。
この日、めちゃくちゃ寒くて温かいものと焼き鳥がどうしても食べたくて、たまに行く焼き鳥屋へ行きました。
そこの焼き鳥屋には、スーパーや100均によくあるチューブの柚子胡椒が置いてあるんですよ。
焼き鳥につけるとおいしいんですけど、このときにふと思ったことがあったんです。
私の中で、チューブの柚子胡椒についての考え方が変わってきたなって。
今回は、チューブの柚子胡椒について考えて行きたいと思います。
先に結論をお伝えしますと、私的にはチューブの柚子胡椒はアリです。
柚子胡椒マガジンを運営してきて5年目に入るんですけど、最初は「柚子皮と唐辛子と塩で作られた柚子胡椒以外は認めない!」という尖ったスタンスでいたんです。
当時は、「柚子胡椒で地域貢献する」というスタンスで発信をしてきたんですよ。
私自身が旅行へ行くのが好きというか、サッカーの試合の遠征であちこちによく行ってますから。
柚子胡椒を通じて地域を知ってもらう、そんな流れで発信していました。
けれど、コロナ禍に入り、外へ出る機会が激減し、おうちでの生活を余儀なくされました。
そこで、柚子胡椒を使った料理やレシピの研究ということに力を入れ始めました。
YouTubeを始めたのもこの頃ですね。
まあ、最初はめちゃくちゃ叩かれましたよw
「柚子胡椒は料理につけるものだから、料理に使うとは何事だ」「この使い方はないわ」
とか、柚子胡椒を製造している方々から直々にDMが来るんですよ。
でもさ、薬味だけで使ってたら間違いなく飽きるし、使いきれないじゃん。
柚子胡椒を研究している私だってわさびや辛子を食べたくなることだってあるし。
案の定、柚子胡椒は使いきれない調味料という、イメージが世間に根付いたんですよ。
それで、「柚子胡椒を使いきれる調味料に変える」というスタンスでの発信になりました。
今は、そのスタンスを続けながらも、「子供からお年寄りまで幅広い年齢層が柚子胡椒を堪能できるように」というスタンスも取り入れています。
だってさ、柚子胡椒の認知を上げないと、「冬の鍋だけに使う特別な調味料」というイメージから脱却はできないでしょ。
子供からお年寄りまでと設定すると、色々なことを考慮しなきゃいけなくなるんですけど、一番のネックになるのは「辛味」と「塩分」。
この辛味と塩分という問題点を手取り早く解決できるのが、チューブの柚子胡椒なんです。
チューブの柚子胡椒を製造販売している大手企業といえば、ハウス食品とエスビー食品ですね。
どちらも100円台で購入できて、どこのスーパーでも見かけますね。
この2つ、似ているようで味はまったく異なります。
まずは、色がまったく異なります。
ハウス食品の方が黄色っぽくて、エスビー食品の方が一般の青柚子胡椒に近い色をしています。
味もまったく異なって、ハウス食品の方は辛味はまろやかで柚子のような香りが強く、エスビー食品は辛味と塩味がやや強く感じられます。
強く感じられるというだけで、柚子皮と唐辛子と塩のみで作られた柚子胡椒と比べると、まろやかです。
気になる塩分量ですが、ハウス食品の柚子胡椒は40グラム入りで食塩相当量は7.1グラム。
一方のエスビー食品の柚子胡椒は、40グラム入りで食塩相当量は7.2グラム。
ごく一般的な青柚子胡椒で換算すると、柚子胡椒小さじ1で約5グラムなんですけど、そのうちの塩分量は1グラム。
柚子胡椒40グラムで換算すると、約8グラムです。
若干ですが、チューブの柚子胡椒の方が少ないんですよ。
塩分を減らしている分、保存するために色々入っていますが、これも企業努力ですよね。
選ぶコツですが、より本格に近い柚子胡椒がいいのであればあればエスビー食品、辛味が控えめなものがいいのであればハウス食品と、分けてもらうといいかと思います。
先日、某マフィン屋のマフィンを購入して食中毒を引き起こした方が多数いらっしゃったというニュースで話題になっていましたが、砂糖とか塩って保存するためには重要なんですよ。
減らしているなら、そのかわりの保存料が必要になるわけで。
安易に減らしていいものではないんです。
それは柚子胡椒にも同じことがいえて、減塩が必ずしも正解ではない。
冷凍保存するなど、工夫をすれば減塩しても日持ちすることが可能にはなりますが、冷蔵保存でも難しいとは思います。
普通に味が変わりますし。
話が脱線しましたが、チューブの柚子胡椒は幅広い年齢層の方が食べやすいという利点があります。
また、柚子胡椒を知るきっかけにもなりますよね。
要するに、柚子胡椒を知る入り口。
そんな重要な役割を、チューブの柚子胡椒は担っていると私は思っております。