こんにちはー!ゆず胡椒研究家のあおさんです。
今日は、柚子胡椒に含まれる5つの栄養素について、解説をしていきます。
この記事の内容
- 柚子胡椒には、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB6、カリウム、ナトリウムが含まれる。
- それぞれの栄養素と相性のよい食材が存在する。
今日は、これらの栄養素についてのお話と、私たちの身体にどのように影響をするかを、記事にしていきます。
ビタミンC
コマーシャルや飲食物のパッケージでも、目にする機会の多い、『ビタミンC』
知らない方はいないと思います。
ビタミンCは、コラーゲンを合成し、免疫力を高めるなど、強い抗酸化力を持つ、ビタミンです。
ビタミンCの摂取量は、1日100㎎が推奨されています。
ただし、ビタミンCは水溶性ビタミン(体に蓄積されず、体外に排出されるビタミン)なので、この値は最低限という説もあります。
柚子胡椒にどれだけビタミンが含まれているかは不明ですが、参考までに柚子のビタミン含有量を調べてみました。
柚子のビタミンC含有量(100g中)=150mg
結構多い!
ちなみに、みかんには32mg、オレンジには40mgのビタミンCが含まれているそうなので(食べられる部分100gの含有量)
柚子のビタミンC含有量は、他の柑橘類と比べると、多いことが言えます。
ビタミンE
ビタミンC同様、強い抗酸化力をもつ、ビタミンです。
過酸化脂質の増加を抑えることから、動脈硬化や心臓病予防にも役立っているそうです。
また、血行をよくするビタミンとしても知られており、多くの医薬品にも使われています。
ビタミンEは、ビタミンCとは違って、脂溶性ビタミン(体内に蓄積される)なので、摂りすぎに注意なビタミンであり、成人男性の1日の目安量は7.0g、成人女性は6.5gとのことです。
柚子胡椒に含まれる、唐辛子にビタミンEが多く含まれており、生の唐辛子の場合は9mg(100g中)含まれているそうです。
まあ、唐辛子を100g食べることはあまりないと思いますが…。
唐辛子を乾燥させることで、ビタミンEの量が4倍程度に増えるらしいので、摂りすぎには注意です。
ちなみにですね、
ビタミンCとビタミンEを同時に摂取することで、お互いの効果を高めると言われています。
なので、柚子胡椒の柚子と唐辛子の組み合わせは、栄養的にみてもよい組み合わせだと言えます。
ビタミンB6
タンパク質を作るビタミンと言われているのが、このビタミンB6です。
アミノ酸代謝に大きくかかわるので、タンパク質を摂るときに意識して摂取した方がいいと言われています。
ビタミンB6は、水溶性ビタミンであり、光に弱く、酸化しやすいビタミンです。
1日の必要量は、1.0mg程度ですが、上記のような特徴があるので、摂取方法に工夫が必要です。
柚子胡椒に含まれる、唐辛子にビタミンB6が多く含まれており、3.8mg(100g中)含まれているそうです。
柚子胡椒を使い、ビタミンB6を効率よく摂取するためには、
- 未開封時、直射日光に当てないように保存をする(開封したら、冷蔵保存が基本)
- タンパク質と一緒に摂取する
上記のことが必要だと思われます。
カリウム
カリウムは、身体の水分バランスを調整してくれるミネラルです。
塩分と拮抗する役割があり、高血圧予防や脳卒中リスクを減らすためには、必要不可欠なミネラルです。
摂取量が多すぎても少なすぎても、身体に影響を与えてしまいますが、摂取が多すぎる『高カリウム血症』になることは、稀だそうです。
1日の目安量は、成人男性で2500mg、成人女性で2000mgと言われています。
柚子胡椒に含まれる、唐辛子にカリウムが多く含まれており、2800mg(100g中)含まれているそうです。
また、次に紹介するナトリウム(塩)を体外に出してくれる役割があるので、
柚子胡椒の唐辛子と塩は、栄養的にみてもよい組み合わせだと言えます。
ただし、カリウムは熱に弱いため、調理法には注意が必要です。
ナトリウム
一言で言えば、塩分です。
摂取量が心配なナトリウムですが、神経の伝達や筋肉の働きに、必要不可欠な存在です。
先に紹介したカリウムとのバランスが大事であるため、
柚子胡椒の唐辛子と塩の組み合わせは、塩分過多にならないためにも重要だと言えます。
相性のいい食材は?
ビタミンCとビタミンEの組み合わせ、ビタミンB12とタンパク質の組み合わせ、カリウムとナトリウムの組み合わせ…
色々出てきましたが、
たんぱく質とビタミンCを含んだ食材が、柚子胡椒とは相性がいいのかなと思います。
九州では刺身や鶏肉に柚子胡椒を合わせることが多いですが、栄養的にも理にかなっているのかなと思います。
でも、柚子胡椒自体は何に合わせてもおいしいので、色々合わせていければと思います。
柚子胡椒にはたんぱく質とビタミンC
いかがでしたでしょうか?
栄養的に見ても、柚子胡椒の原料である『柚子』『唐辛子』『塩』はよい組み合わせだということがわかりました。
そして、たんぱく質とビタミンCを含む食材との相性が相性がよいでしょう。
肉や魚、野菜…これらを使ったレシピと合わせていただけたらと思います。