みてくださり、ありがとうございます!ゆず胡椒研究家のあおさんです。
少し前になりますが、クラウドファンディングサービス『Makuake』で気になる商品を見つけました。
山嵐という、真っ黒な辛味調味料。
現在は支援終了となっていますが、これは度肝を抜かれた商品だったので紹介していきたいと思います。
以前、当ブログ内で福井の辛味調味料『山うに』をご紹介しました。
簡単にお伝えすると、この『山うに』の黒いバージョンが『山嵐』です。
山うにの特徴は、海産物のウニを思わせるような濃厚さと辛味が特徴ですが、その特徴は山嵐も同じです。
でも、色が黒いから脳がバグります。
一見、海苔のような見た目ですが、味は山うに。
はい、混乱します。
黒い柚子胡椒って大変珍しく、醤油漬けにして販売されているところは存じておりますが、ペーストそのものを黒くしているものははじめて出会いました。
この黒さは、炭末色素を使って、黒くされているとのことです。
ちなみに、原材料の柚子・赤万願寺唐辛子(福井県産)・食塩(福井県産)・赤唐辛子は、山うにと同じです。
商品パッケージに記載されている『ぶっ飛ぶウマさ』という、文言。
おいしさもぶっ飛びますが、見た目のインパクトや味の錯覚もぶっ飛んでいるなと、個人的には感じております。
いや、ペーストそのものを黒くするなんて思いつかないでしょ。
発想がすごいです。私も、見習います。
山うにと同様、『中辛』と『辛口』の2種類が返礼品として送られてきました。
中辛はマイルドな辛さで、後から辛味がじんわりきます。
辛口は口に入れた途端、強い辛味がきます。
これは、山うにも同じでした。
山うにも山嵐もただ辛いだけでなく、辛さの中にある濃厚さが絶妙なんです。
そして、とてもまろやかな舌触りも特徴的で、このような舌触りはなかなか出せません。
この舌触りを出すために時間をかけて潰して馴染ませていくので、山うに同様、相当手のこんだ商品だと想像できます。
パッケージには、『鶏肉や鍋に良く合う』と記載されています。
実際に、焼き鳥と肉系のお鍋の薬味に使ってみましたが、めちゃくちゃおいしかったです。
焼き鳥の部位でおすすめだったのが、ぼんじりとか皮。
脂分のある部位の方が、さっぱりかつ食材の濃厚さも引き出してくれるような印象を持ちました。
あとは、揚げ物につけたら、めちゃくちゃおいしかったです!
写真のように、とんかつにかけると、名古屋の味噌カツを連想させますけど、味はまったく異なります。
揚げ物特有の脂っこさを、さっぱりさせてくれます。
さっぱりさせてくれるだけでなく、食材そのものの濃厚さも引き出してくれます。
もしかしたら、滑らかな舌触りがそう感じさせてくれるのかもしれません。
揚げ物だけでなく、ホルモンに合わせてみても、同じようなことを感じました。
たしかに、山うにもそうだったなと。
不思議です。
基本的に、薬味に使うのがおすすめな商品ですが、パウチタイプはめちゃくちゃ嬉しい。
絞ればいいので、スプーンが要りませんもん。
使いやすさもいいですね。
いかがでしたでしょうか。
現在は支援は終わっておりますが、今後商品販売される可能性があるかもしれません。
見た目のインパクトだけでなく、味もおいしいのが、山嵐です。
柚子胡椒の概念をひっくり返す商品に出会えたことが嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございます!