みてくださり、ありがとうございます!ゆず胡椒研究家のあおさんです
今日は、柚子胡椒の作り方をご紹介します。
一般的に売られている『青柚子胡椒』は、青柚子皮と青唐辛子を使って作られます。
青柚子皮と青唐辛子が重なる時期は、7〜9月頃のみ!
材料を入手することが難しく、手作りすることができる時期が限られてしまいます。
市販の柚子胡椒ももちろんおいしいのですが、柚子胡椒を手作りすることで、
- 味を調整できるので、自分好みの柚子胡椒を作ることができる
- 市販品とは比べ物にならないくらい、柚子と唐辛子の香りや辛みを堪能できる柚子胡椒になる
という、市販品では決して味わうことのできない体験ができます。
この夏、自分だけの柚子胡椒を作ってみてはいかがでしょうか。
塩分が気になる方向けに、減塩ゆず胡椒の作り方も公開しております。
材料の選び方
柚子胡椒作りに使う材料は、柚子皮と唐辛子と塩のみ。
今回使用した青柚子は、時期的な都合で、スーパーで販売されているものを使いましたが、可能であれば徳島や大分など、柚子の産地で獲れた柚子を使うことをおすすめします。
もちろん、ご自宅の庭に植えている柚子でも構いません。
唐辛子は、新鮮で肉厚なものを使用することをおすすめします。
塩は、通常の食塩も十分ですが、天日塩を使うことでマイルドな仕上がりになります。
事前準備
保存瓶を煮沸消毒する
事前準備として、保存瓶を煮沸消毒しておきます。
鍋に水と保存瓶を入れて火にかけ、沸騰させ、3分程度火にかければよいです。
自然に冷ましてから使いましょう。
保存便がなければ、保存用のポリ袋(この場合、旭化成ジップロックがおすすめ)で保存しても構いません。
手袋を用意する
唐辛子は、刺激が強すぎるため、素手で取り扱うと、皮膚を痛める恐れがあります。
そのため、手袋をつけて作業をしましょう。
100円均一で販売されている、使い捨てのビニール手袋で十分です。
また、唐辛子を扱う際、汁が飛んできて目や顔に当たることがあります。
飛んでくると、痛いんですよ…。
メガネやマスクを着用されることも、強くおすすめします。
窓を開けて作業をする
柚子皮も唐辛子も刺激が強い物質です。
有毒ガスとまではいきませんが、強い匂いが充満するため、窓を開けて作業をすることを強くおすすめします。
柚子皮と唐辛子を水で洗っておく
青柚子と唐辛子を水で洗い、キッチンペーパーで水気をしっかりとっておきましょう。
どちらも汚れている場合がありますので、丁寧に汚れを取り除いていきましょう。
実際に青柚子胡椒の作ってみましょう
材料
青柚子皮と青唐辛子は、同量になるようにします。
青柚子(直径3センチもの)10個、青唐辛子20本くらい、塩(青柚子と青唐辛子を合わせた量の20%。今回は、合わせて116グラムだったので、22グラムの塩を使いました。)
作り方
①青柚子皮をすりおろすか、切り刻みます。柚子皮の味をみて決めるといいでしょう。今回は、苦味がとても強い柚子だったので、すりおろすことにしました。
すりおろすことで、マイルドな食感の柚子胡椒になります。
包丁で皮をむいて切り刻むことで、柚子皮の食感を堪能できる柚子胡椒になります。
苦味の少ない柚子の場合は、内側の白い部分も入れてもよいですが、苦味が強い場合は、表面の青い部分のみ使うことをおすすめします。
②青柚子皮をすりおろせたら、量を測ります。唐辛子も同量になるように測ります。
③唐辛子のヘタをとり、縦半分に切り、タネを取り出します。根気強くがんばりましょう。
今回は、キッチンバサミを使いましたが、包丁でも構いません。
作業しやすい方法で行ってください。
④タネをとった唐辛子を細かく切り刻んでいきます。後ほど粉砕するので、大雑把でよいです。
⑤青柚子皮と唐辛子と塩を合わせていきます。今回はフードプロセッサーを使いましたが、すりこぎでもできます。
⑥合わさったら、完成です。すぐに食べることもできますが、一日置いてからの方がなじんで、おいしくなります。 粉末に近いような、ふわふわの柚子胡椒になります。
保存瓶に入れて保存をします。
作り立ては、柚子の爽やかな香りと唐辛子のシャープな香りが合わさり、とてもいい香りです。
冷凍保存をしておくことで、1年程度日持ちします。
冷凍保存をしておくことで、作り立ての味をいつでも堪能することができます。
黄柚子皮で作ると絶品すぎる完熟柚子胡椒になる
黄柚子の皮と青唐辛子で作る柚子胡椒は、買うことができない唯一無二の柚子胡椒になります。
と言いますのも、黄柚子は11月から2月頃までしか手に入れることはできないため、青柚子の時期とは合わないためです。
11月の限られた時期のみ黄柚子皮と青唐辛子、どちらも入手することができる可能性があるので、入手できたら是非作っていただきたいです。
我が家の場合、年末に黄柚子皮を冷凍保存しておくので、夏場に作ることができます。
黄柚子を使った完熟柚子胡椒の場合も、青柚子胡椒と作り方は同じになります。
- 黄柚子皮の華やかな香りを活かすため、刻む
- 黄柚子皮の量を増やす
この2点を工夫することが、おいしい完熟柚子胡椒を作るポイントになります。
黄柚子皮を刻むことで、食べる前の香りだけでなく、噛んだときも黄柚子皮の華やかな香りを楽しむことができます。
黄柚子皮を薄くむき、包丁かキッチンバサミで細かく刻みます。
こうすることで、柚子皮の食感を楽しむことができる柚子胡椒になります。
また、黄柚子皮と唐辛子の割合を、6:4もしくは7:3程度にすることで、黄柚子の華やかさを存分に味わうことができる柚子胡椒になります。
もちろん、5:5にしてもおいしく作ることができますよ。
塩は、青柚子胡椒を作るときと同じく、黄柚子皮と唐辛子を足した量の20%を使います。
全ての材料をフードプロセッサーに入れて混ぜて、完成です。
完熟柚子胡椒は、鶏肉との相性がバツグンです!
黄柚子皮が手に入ったら、是非とも作っていただきたい、柚子胡椒です。
YouTubeはこちら
柚子胡椒の作り方をYouTubeにも公開しています。
【青柚子胡椒編】
【完熟柚子胡椒編】
柚子胡椒の作り方をわかりやすく掲載しています。
ご覧いただけたら、嬉しいです。
【まとめ】手作りした柚子胡椒は格別!
柚子胡椒を手作りすると、
- 市販品では感じることができない、柚子皮の爽やかな香り
- 辛味を調整できる
- 自分好みの柚子胡椒を作ることができる
そんなメリットのある、柚子胡椒を作ることができます。
この夏、自分好みの柚子胡椒を作ってみませんか。
最後までご覧いただき、ありがとうございます!